動くおもちゃと展覧会

 3年生は、5月に「ももたたろう」の劇の発表会をした後、PBLで、ものづくりに取り組んできました。今回は、その様子をご紹介します!

5月に終了した劇づくりのあと、子どもたちに何がしたいか聞くと、何かをつくりたいとの声。何を作りたいか、作って何をしたいかを話し合うと、「作ったものを下級生に見せて楽しんでもらいたい!」ということになりました。そこで、「展覧会をしよう」というゴールを設定して、今回のプロジェクトが始まりました。

船、飛行機、車、町、ロボットの5つのチームに分かれて、製作開始です。



ダンボール紙、発泡スチロール、ペットボトル、ヨーグルトのカップ、折り紙など、思い思いの材料を選び、チームで相談しながら作りました。

動く仕組みがあるとさらにおもしろくなると思い、日本から送られてきていた理科教材キットの中に入っていたモーターや豆電球を見せると、子どもたちの目が輝きました。



豆電球に明かりをつけたり、モーターを回すための配線の仕方は、まだ学習していません。教師が一方的に教えることをせず、子どもたちに任せてみました。どのように電池、導線をつなぐと明かりがつくか、つけたり消したりするには、どうしたらいいか、などを考え、試行錯誤しながら作っていました。そして、乾電池ボックスを厚紙で作ったり、学校にあった日本の教材キットのスイッチを使ったりと様々な工夫が生まれました。また、ロボットチームは、手が動く仕組みも考えていました。


毎時間の振り返りでは、「助け合って、楽しく作れた。」「作りたいものができた。」など、よかったことの発表も多くある中、「遊ぶ人がいる、」「協力してくれない。」などの問題点も出ました。その度に、なぜそうしてしまうのかを聞き、どうしたら、うまく活動できるかをみんなで考えました。このような話し合いを通して、しだいにみんながチームの中で役割を果たす気持ちが高まっていきました。



作品がほぼできたところで、展覧会のやり方を話し合いました。伝えたいことは、作ったわけ、材料、作り方、作った気持ちなど・・・。そこで、発表のための言葉を作り、練習をしました。


8月8日、いよいよ展覧会当日です。幼稚部と小学部1・2年生に作ったものを見せながら誇らしそうに、作品について発表する3年生の姿がありました。大きな声で説明し、クイズを出したり、下級生に優しく寄り添いながらスイッチを押させてあげたりする子どもたち。


また、一回り、成長した姿を見せてくれました!!


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